4月30日(水)7時限目実施「中2道徳の様子」を紹介させて頂きます。
この時期、各学年で行事に関する取り決めが行われます。この際、毎年どのクラスも
様々な議論が出ますが、議論が十分になされないと、クラスのとしてのまとまりが不十分になってしまう
可能性があります。そこで中学2年生の道徳では学年生徒全員でイベントホールに集まり、「ものの決め方」に
ついて教員・生徒達で考える時間を設けました。ものの決め方には多数決で決めることが多いですが
「本当にそれでよいのか?」という疑問に対し、生徒達から出てきた議論を画面に出して共有しながら考えました。
場合によっては意見が真っ二つに分かれ、僅差で物事が決まった場合、反対票に入れた生徒達が賛成案に納得している
か等、様々なケースについて考えました。少人数制の本校にとって、これはとても大切なことです。
議論の時間をしっかりと取ることで、一つの目標に向かって進むことの大切さについて深く考えさせられる
時間となりました。
この時に出てきたやりとりをまとめたものです(一部抜粋)
・これから、クラスで決め事をする場面がいくつかある。
→合唱祭(指揮、伴奏、自由曲)、文化祭 など。
・どんな決め方が適切か?どういう点に気をつけるべき?
→公平性(じゃんけんや多数決)を重視
・では、多数決って・・・本当に最善の選択にできるか?
→案が複数出ている状態。「選ばれなかった側」だった子が納得いってない状態で臨むこともあるのでは?
→多数決だけで決めると、クラスに分断が生まれる可能性がある?
→過半数(33人クラスなら17人)で可決ってことになるが、、、ほぼ半分は反対派となる
少数派の意見が反映されない。
→どういう配慮を互いにすれば良いのだろうか?みんなが楽しめるためには?という視点をみんなが持つべきでは?
→深く考えずに「仲のいい子がこっちだから」ぐらいの感覚で手を挙げる、結果多数派になったけど
積極的に参加してない・・・みたいなこともしてほしくない。
→一人ひとりが参加をきちんとした上で話し合うコストをかけてほしい。
→ 多数決で決めるまでに、どのような場を設けるかが大切。
・文化祭クラス企画係は「どうしたら皆が楽しめる形で企画を作れるか」を考えよう。
→いかにして、みんなの意見を集めていくか?
・その行事に熱意を持っている人は、どんどん意見を上げていこう。(独り相撲にはならないように気をつけてね!)
→ チャレンジ精神を忘れずに。どうせやるなら、楽しもう。
この議論の後、生徒会担当の先生から本校の文化祭である邂逅祭(かいこうさい)についての話がありました。
本校の文化祭について熟知している先生から、本校の文化祭の傾向や歴代の先輩方の事例についての話がありました。
中学校2年生からは職業新聞の展示を行いますが、それと同時に初めてクラス企画が始まります。昔の写真を踏まえた
先生の話は大変興味深いものでした。
これらの話を踏まえ、生徒達には文化祭を通じて生徒同士の絆を深め、充実したものにしてほしいと思います。
11月2日・3日に邂逅祭が開催されます。是非、ご来校ください!
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